AromaOffice2D

世界トップクラスの豊富な香気成分データベース

AromaOffice2DはAgilent Technologies MassHunter Unknowns Analysis, Mass Profiler Professional との連携機能を持つ、世界トップクラスの情報を収録した⾹気成分データベース(116,119件、2019年7⽉1⽇現在)です。従来的な⾹気成分データベースとしての機能に加えて、デコンボリューション+⾃動解析、多変量解析ソフトウエアへのデータ転送も可能です。また、2種類のカラムを⽤いて分析した結果から保持指標(RI)検索を⾏うことで、対象成分の絞り込みが可能です。

特長

Agilent MassHunter ソフトウェアに対応

  • 従来のChemstationソフトウェア版の機能に加えて、MassHunterソフトウェアにも対応が可能となりました。
  • MassHunterのデコンボリューションソフトウェアUnknows Analysisの解析結果に対しても、アロマサーチ(RI検索)が可能です。
  • アロマサーチの結果を多変量解析ソフトウェアAgilent MPP(Mass Profiler Professional)で読み込み可能なExcel形式のファイルで出力が可能です。

異臭分析用データベース

  • Agilent Technologies社製“異臭分析用データベース”に収録されたデータ(RI、化合物名、CASNo.、におい特性)を収録。

豊富な情報

  • 国内外の著名な雑誌に登録された文献 から、のべ 116,119 件の化合物を収録しました。

多彩な検索機能

  • 化合物名、RI、分⼦式、文献タイトル中のキーワード等から文献情報の検索が可能です。

クロスサーチ

  • 2次元GC、又は2台のGCを用いて得られた2種類の異なるカラムのRI値より、クロスサーチが可能です。
  • 1次元目カラムに加え、2次元目カラムのRI情報を利用することで、候補物質の絞り込みが可能となり、検索精度が格段に向上します。

アロマサーチ(MSスペクトル + RI)

  • MSスペクトルのライブラリーサーチ結果 + RI 検索で定性確度が向上します。

キャラクター検索

  • 化合物名などのキーワードからOdor Character(香気特性)を検索したり、GC-O分析などの官能評価で得られた香気特性から、候補化合物を検索することが可能です

解析ワークフロー

Agilent MassHunter/MPP ソフトウェアに対応

従来のAgilent ChemStationソフトウェア版の機能に加えて、MassHunterソフトウェアにも対応可能となりました。MassHunterのUnknowsAnalysisにより、デコンボリューションとMSライブラリー検索を⾏ったバッチデータに対して、アロマサーチを実⾏しRIとMSのクロス検索を⾏います。次にその結果をAgilent Mass Profiler Professional(MPP)で読み込み可能なExcelファイルとして出力し、多変量解析を⾏います。

分析例

SA-SBSE による 4 種プレーンヨーグルトの分析

SA-SBSE による 4種ヨーグルトのTICの比較を示します。各試料において、安息香酸が最大のピークとして検出されていますが、TIC全体にわたり微量成分を含む様々な香気成分が検出されています。できるだけ多くの香気成分を定性し、多変量解析による判別を行うため、3重測定を行った後、AromaOffice2D Ver. 7を用いたデータ解析ワークフローを適用しました。

香気成分の同定に”Aroma Office2D”を用いた学術論文の情報

学術論文のリスト
「香気・匂い・異臭分析」の情報 バーチャル匂い分析ラボ
アフターメンテナンス・消耗品の情報 サポート・消耗品情報

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