気体、液体、個体など幅広い試料形態に対応し高感度なにおい分析を実現
Twisterを試料溶液中で攪拌して目的成分を抽出する手法で、PDMSを仮想溶媒と見なした液- 液分配の応用技術です。長さ1.5cmのStir Barに厚さ500μmものPDMS液相（約24μL）を持つため、従来のSPMEファイバーと比較して数十倍の液相量を確保する事ができます。そのため試料との相比を大きく変えることができ回収率の向上が望めます。
バイアル中の試料ヘッドスペース部に専用ホルダーを用いTwisterを設置し、試料－ヘッドスペース－Twisterの３相間の分配により抽出します。夾雑成分の多い液体試料、ゲル状試料、固体試料など様々な試料形態に対応します。
試料形態が気体の場合、環境大気、室内大気中などにTwisterを設置し、一定時間放置します。気体中の対象成分がTwisterへ気－液分配されます。包装材などの中にTwisterを入れておくことで、内側から溶出してくる成分を抽出することが可能です。
